SSブログ
JH1DOM HOME PAGE : http://www.jh1dom.com/
ブログ記事全体の目次はこちらをご覧ください
Twitter:https://twitter.com/JH1DOM

BCLの思い出 [アマチュア無線]

2022126日(水)

 20220126_002.jpg

今月のCQ誌の付録に『BCLをまるごと楽しむ本 2022』がついています。
冊子の中身はぜひ買って読んでいただけたらと思うのでここでは割愛させてもらいます。

BCL
本当に懐かしい響きがあります。
今を去ること49年前の1973年、スカイセンサー5800が発売されました。
当局は、なき父親にねだりにねだって買ってもらいました。
そして2年後、スカイセンサー5900が発売されました。衝撃だったのを思い増します。僕は当時12歳。
父親に懇願してこちらも買ってもらいました。
父が、BCLのことをわかっていたとは思えません。
息子がそこまで言うのなら、と、買ってくれたのかなと、父親の立場を経験して、そんな風に思います。

当時をご存知の方には、語るに及ばずですが、あのころは日本中がBCLに熱狂していました。
熱いうねりが、日本中を覆っていたと思います。
そしてその自然な延長線上にアマチュア無線があって、都会の人ならそこからさらに進んで電話級・電信級の免許を取られたのだろうと思います。
ただ、僕の生まれ故郷では、無線の勉強を指南してくれる人がちかくにいませんでした。ないしは、僕が内気だったのかなと思ったりもします。

付属のロッドアンテナでは、短波放送は十分には聞こえなかっただろうなと、今となっては思います。
でも当時はそれでも確かに海外からの包装は聞こえました。
電離層の状況が今とは全く別物だったころの話になります。
「待ち受け受信」なんかもやりました。
ワーチングマチルダが聞こえてくることに、胸躍らせたあのころが懐かしいです。

今、手を伸ばせば届くところにIC7610があり、7メガであれ9メガであれ、ジェネラルカバレッジでダイアルを回せば、ヘルツ単位で同調が取れます。
当時を思うと夢のようなことです。

 

電波。
無限の可能性、無限の潜在性、そしてそれにふさわしい喜びや希望を与えてくれるツール。
この無線の世界に帰ってこれて、本当に良かったと思っています。


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。